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居場所の感覚

今日は大荒れの予想でしたが、
福岡では時には晴れ間もでて普通の「冬日」といった感じでした。
そうは言いましても気温はグッと低く、ここ海の街三苫では
終日、強く冷たい風が吹いていました。。。。さぶさぶ
全国的には、どうだったのでしょう?






さて本日は書籍の紹介

            「堀部安嗣の建築」
                            
                               です。。。


実は以前にも紹介していますが、
内容をまったく書いていませんでしたので、再びです。。。汗汗
家つくりを終えた今でも時々パラパラとめくっています。
内容的には書籍というよりは写真集といった感じで、堀部さんの作品集です。
ナチュラルで飾り気のない雰囲気ですが、深みがあり趣きのある空間が印象的です。
私好み。。。。笑笑

そんな作品集の中にある文章の中から、
私の記憶に残った一節を今日は紹介します。。。


・・・・・<以下、引用>・・・・・・・

〉設計した家の棟があがり、屋根が架かる。その家の最初の住人は、職人だ。
〉職人は休憩のとき、まるで猫のように自然にその家の中で居心地のいい場所を
〉見つけて弁当を食べたり昼寝をする。気持ちのいい風の吹くところ、適度な広さや
〉狭さのあるところ、快適な日影や日向のあるところ。まだ空調設備もないときから
〉暮らしをはじめているので、その家の一次的な心地よさを一番よく知っている。
〉こちらが机上で居心地がよくなるだろうと考えていた場所が意外にも職人さんに
〉人気がなかったり、反対にこちらが思いもしなかった場所が意外と快適で居心地
〉のよい場所になっているということを、職人の営みで認識する。
〉もちろん、空調設備や仕上げの材料や建具や家具といった二次的三次的な処置
〉によって、建築は表層的にどんどん快適にすることができる。けれども一次的な
〉快適性に欠けた建築やあるいは一次的な快適性を生かしていない建築は、どうも
〉生命感と魅力に乏しく、飽きが早くきてしまうような感じがする。


う~ん。。。深いですね。。。。汗
なかなか難しい問題ですが、
現在オウチを建設中の方は
職人さんの休憩場所をチェックしてみてはいかがでしょう?

はて、我が家の場合はどうだったかな。。。??


細かい仕様や仕上げも大切ですが
空間といいますか、家(カタチ)自体が持つ「チカラ」も
もっと大切なんですね。。。。






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by mitoma-ie | 2011-01-16 21:56 | mitoma-ieの図書室
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